こんばんは。
前回は、求職者優位の売手市場の傾向なっている
徳島の雇用情勢について取り上げましたが、
実際そうなのか、もう少し詳しく見ていきたいと思います。
ちなみに、8月分の徳島県全体の有効求人倍率は1.40でした。
◆地域別(職業安定所別)
徳島 1.60倍
三好 1.56倍
鳴門 1.38倍
阿南 1.13倍
牟岐 1.12倍
小松島 1.07倍
美馬 1.05倍
吉野川 0.88倍
仕事の探しやすさでいうと、ハローワーク徳島管内がベストで、
ハローワーク吉野川管内は相対的に探しにくいという結果です。
◆雇用形態別
正社員有効求人倍率 0.96倍
パート等も含めた全雇用形態の有効求人倍率に比べて、
1倍も下回っていて、求職者優位とは言い切れない数値です。
とはいえ、従来に比べて随分と高くはなっています。
◆職種別(抜粋)
事務的職業(フルタイム) 0.50倍
事務的職業(パート) 0.55倍
サービスの職業(フルタイム)2.29倍
サービスの職業(パート) 4.14倍
全体では1.40倍でも、事務系はフルタイムもパートも人気で、
求人件数の倍くらい求職者が多い状況です。
特に、事務のなかでもフルタイムの一般事務は0.37倍で、
逆に、会計事務は1倍を超えています。
事務にこだわるなら、簿記の勉強をして経理事務を目指すといいかもしれません。
介護や飲食関係など、サービス業は全体の平均値を大きく上回り、
非常に探しやすい状況です。特にパート・アルバイトに依存している
ポジションはかなりの人手不足状態といえます。
極端な例ですが、徳島市でパートのサービスの職業は非常に探しやすく、
全体的に売手市場と言いながらも、吉野川市で正社員の一般事務を探すのは、
結構大変かもしれません。
数年前に比べて、全体的に数値は底上げされているかと思いますが、
地域や雇用形態、職種によってバラつきがある点はご留意ください。